GMMAとは

GMMAとは?FX初心者にもわかる複合型移動平均線

GMMA(ジー・エム・エム・エー)とは、Guppy Multi Moving Averageの略で、複数の移動平均線を組み合わせたテクニカル指標です。
短期線6本と長期線6本、合計12本の指数平滑移動平均線をチャート上に表示します。
移動平均線の向きや広がりから、トレンドの方向性と相場の強さを判断できるのが特徴です。

GMMAの基本構成と仕組み

GMMAは、短期グループ長期グループの2つで構成されています。

短期線は、主に短期トレーダーの売買心理を反映します。
長期線は、中長期投資家や機関投資家の動きを示すと考えられています。

この2つのグループの関係を見ることで、
相場参加者の力関係を視覚的に把握できます。

GMMAでわかるトレンドの方向性

GMMAでは、移動平均線の傾きが重要な判断材料になります。

短期線と長期線の両方が上向きにそろっている場合、
相場は上昇トレンドにあると判断されます。

逆に、両方が下向きであれば、
下降トレンドが継続している可能性が高いと考えられます。

移動平均線の幅で相場の強弱を判断する

GMMAでは、移動平均線同士の間隔も重要です。

短期線と長期線の幅が大きく広がっている場合、
トレンドが強く、市場参加者の方向感が一致している状態です。

一方で、線が収束している場合は、
相場の勢いが弱まり、レンジ相場に入りやすいと判断できます。

GMMAを使った具体的な取引シーン

上昇トレンドでは、
短期線が長期線の上に位置し、
両方のグループがきれいに上向いて広がる場面が狙い目です。

価格が一時的に押し戻され、
短期線付近で反発した場合は、
押し目買いの判断材料として活用できます。

GMMAを使う際の注意点

GMMAはトレンド判断に優れた指標ですが、
レンジ相場では売買サインが機能しにくいことがあります。

また、移動平均線を多用するため、
チャートが見づらくなる点にも注意が必要です。

RSIやMACDなど、
他のテクニカル指標と併用することで、
判断の精度を高めることができます。

GMMAの考案者について

GMMAの「G」は、
オーストラリアの著名トレーダーである
ダリル・ガッピー氏の頭文字を取ったものです。

同氏は、トレンドフォロー手法の研究で知られており、
GMMAは世界中のトレーダーに利用されています。

まとめ|GMMAはトレンドの強さを視覚的に捉える指標

GMMAは、複数の移動平均線を用いて
トレンドの方向と強さを同時に判断できるテクニカル指標です。
FX初心者でも相場の流れを直感的に理解しやすく、
トレンド相場で特に効果を発揮します。

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