コンビニエンスストアは、単なる「買い物の場」から、
決済・行政・エンタメまで対応する生活インフラ へと進化しています。
その代表例が、ローソンやミニストップに設置されている
Loppi(ロッピー) です。
この記事では、決済分野での実務経験をもとに、
Loppiの基本的な仕組みから、支払い・決済との関係、具体的な利用シーンまでを初心者にもわかりやすく解説します。
Loppiとは
Loppi(読み方:ろっぴー) とは、
全国のローソン・ミニストップに設置されているマルチメディアキオスク端末(MMK) です。
店頭に設置されたタッチパネル端末を操作することで、
インターネット上の各種サービスと連携した取引を行えます。
コンビニを窓口とした
「オンライン取引+店頭支払い・発券」を実現する仕組みとして、多くのサービスに活用されています。
Loppiでできる主なサービス
Loppiでは、以下のような多様なサービスを利用できます。
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各種チケット販売(ライブ、イベント、映画など)
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グッズ・限定商品の購入
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保険への加入・申込み
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クレジットカード料金の支払い
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公共料金・各種料金の支払代行
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ECサイト商品の店頭受け取り手続き
これらはすべて、
コンビニにいながらオンライン取引を完結できる 点が特徴です。
Loppiと決済の仕組み
Loppiでの取引は、
「端末操作」と「レジでの支払い」を組み合わせたフローになっています。
基本的な利用の流れ
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Loppi端末でサービスを選択
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必要情報を入力
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申込券・受付票を発行
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レジで現金または対応決済手段で支払い
この仕組みにより、
クレジットカードを持っていない人でも、
コンビニ店頭で安全に支払いが可能です。
Loppiが決済インフラとして重要な理由
現金・非オンライン層への対応
Loppiは、
「オンラインサービスを使いたいが、ネット決済は不安」
という利用者にも対応できます。
特に、
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現金派の利用者
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高齢者
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学生
といった層にとって、
コンビニ店頭で完結する決済体験は大きな安心材料です。
EC事業者・サービス提供者側のメリット
事業者にとっても、Loppi連携には多くの利点があります。
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支払い手段の拡張(コンビニ決済)
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未回収リスクの低減
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店頭というリアルチャネルの活用
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新規顧客層へのリーチ
特に、クレジットカード決済に不安を感じる顧客を取り込める点は、売上機会の拡大につながります。
Loppi活用の具体的なシーン
チケット販売
ライブやイベントのチケットは、
オンライン予約後にLoppiで発券・支払いを行う形式が一般的です。
アクセス集中時でも、
店頭端末を活用することで販売機会を分散できます。
公共料金・各種支払い
公共料金や各種請求の支払いを、
金融機関に行かずにコンビニで完結できる点は、
生活インフラとしての大きな価値です。
EC商品の受け取り・決済
ECサイトと連携し、
「注文はネット、受け取り・支払いはコンビニ」という
柔軟な購入体験を提供できます。
利用時の注意点
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操作途中で時間切れになる場合がある
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サービスごとに利用可能時間が異なる
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支払い方法が限定されるケースがある
初めて利用する場合は、
画面の案内に従って落ち着いて操作することが大切です。
まとめ
Loppiは、
コンビニを起点にオンライン取引と決済をつなぐ、日本独自の決済インフラ です。
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現金派にも対応できる
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幅広いサービスを一元的に利用できる
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EC・チケット・公共料金など多用途
という特徴から、
利用者・事業者双方にとって価値の高い仕組みとなっています。
キャッシュレス決済が進む一方で、
Loppiのような店頭決済・キオスク端末は、
今後も重要な役割を担い続けるでしょう。
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