FX取引では、今の相場が「買われすぎ」なのか、それとも「売られすぎ」なのかを見極めることがとても重要です。
RCIは、価格の動きと時間の関係から相場の勢いや偏りを数値化するテクニカル指標で、初心者から中級者まで幅広く活用されています。
ここでは、RCIの基本的な仕組みから実際のFX取引での使い方、注意点までをわかりやすく解説します。
RCIとは何か
RCIとは「Rank Correlation Index(ランク・コリレーション・インデックス)」の略で、日本語では「順位相関指数」と呼ばれます。
一定期間における「日付の順位」と「価格の順位」の相関関係をもとに、相場の強さや方向性を判断するテクニカル指標です。
RCIの特徴は、単なる価格の上下ではなく、「どれだけ一方向に動き続けているか」を重視する点にあります。
そのため、トレンドの勢いや転換点を比較的早く捉えやすい指標として、FXでも多くのトレーダーに使われています。
RCIの数値と意味
RCIは、-100%から+100%の範囲で表示されます。
・+100%に近いほど、価格が連続して上昇している状態
・-100%に近いほど、価格が連続して下落している状態
一般的な目安として、
+80%以上は買われすぎ
-80%以下は売られすぎ
と判断されることが多いです。
たとえば、設定期間を9日とした場合、9日間連続で価格が上昇すればRCIは+100%に近づき、逆に9日間下落が続けば-100%に近づきます。
FX取引におけるRCIの使い方
RCIは、主に次のような場面で活用されます。
まず、相場の過熱感の判断です。
RCIが+80%を超えて高止まりしている場合、上昇トレンドは強いものの、短期的な調整や反落が起こる可能性も意識されます。
反対に、-80%以下で推移している場合は、売られすぎによる反発のタイミングを探る材料になります。
次に、トレンド転換のサインとしての利用です。
RCIが+80%付近から下向きに転じた場合や、-80%付近から上向きに転じた場合は、相場の流れが変わる兆しとして注目されます。
実際の取引では、RCI単体で判断するのではなく、移動平均線やサポートライン・レジスタンスラインと組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
RCIを使う際の注意点
RCIは便利な指標ですが、万能ではありません。
強いトレンド相場では、RCIが長時間+80%以上、または-80%以下に張り付くこともあります。
そのため、「買われすぎ=すぐに下落」「売られすぎ=すぐに上昇」と短絡的に判断するのは危険です。
また、設定期間によって反応の速さが変わる点にも注意が必要です。
短期設定は敏感に反応しますがダマシが増えやすく、長期設定は安定しますがサインが遅れやすくなります。
自分の取引スタイルに合った期間設定を選ぶことが重要です。
まとめ
RCIとは、価格と時間の順位関係から相場の勢いと過熱感を判断するテクニカル指標です。
買われすぎ・売られすぎの把握や、トレンド転換のヒントとしてFX取引に役立ちます。
他のテクニカル指標や相場環境と組み合わせながら使うことで、より実践的な分析が可能になるでしょう。
FX初心者の方は、まずRCIの動きと実際のチャートを照らし合わせながら、相場の流れを読む練習から始めてみてください。
こちらもご覧ください

