FX取引をしていると、「SQ前後は相場が荒れやすい」といった言葉を耳にすることがあります。
SQ(特別清算指数)は株価指数先物やオプション取引に関わる仕組みですが、為替相場にも影響を与える重要なイベントです。
この記事では、SQの基本的な意味から仕組み、FXトレーダーが注意すべきポイントまでをわかりやすく解説します。
SQ(特別清算指数)とは
SQとは、Special Quotation(スペシャル・クオーテーション)の略で、日本語では特別清算指数と呼ばれます。日経225先物やTOPIX先物、株価指数オプション取引などを、最終的な決済日に清算するための基準価格(指数)のことです。
株価指数先物やオプションは、現物株のように実物を受け渡しするわけではないため、最終的にどの価格で決済するかを決める必要があります。そのために算出されるのがSQです。
SQの算出日と仕組み
SQは、各限月の取引最終日の翌日である第2金曜日に算出されます。この日をSQ日と呼びます。SQ値は、指数を構成する各銘柄の始値をもとに計算されます。
たとえば日経225の場合、225銘柄それぞれの始値を使って指数が算出され、その数値が最終的な清算価格として使われます。この仕組みのため、SQ日の寄り付き前後は株式市場が大きく動くことがあります。
メジャーSQとミニSQの違い
SQには、メジャーSQとミニSQと呼ばれるものがあります。
3月、6月、9月、12月に算出される株価指数先物とオプション取引のSQは、特に取引規模が大きいためメジャーSQと呼ばれます。一方、それ以外の月に算出されるオプション取引のSQは、ミニSQと呼ばれることがあります。
一般的に、メジャーSQの方が市場への影響が大きく、値動きも荒くなりやすい傾向があります。
なぜSQがFX相場に影響するのか
SQは株式市場の仕組みですが、FX相場とも無関係ではありません。理由は、株価指数先物やオプションに関わる大口の資金が、為替市場にも影響を与えることがあるためです。
特に日本株が大きく動く局面では、リスクオン・リスクオフの動きが強まり、ドル円やクロス円が影響を受けやすくなります。SQ前後で日経平均が急変動すると、それに連動して為替も動くケースがあります。
FX取引での具体的な注意シーン
たとえば、メジャーSQを控えた週に日経225先物が不安定な動きをしている場合、ドル円も方向感が出にくくなることがあります。SQ通過後に株価の方向性がはっきりし、為替相場も動き出すケースは珍しくありません。
このような場面では、無理にポジションを持たず、SQ通過を待つという判断も立派なリスク管理です。
SQ前後の取引で注意すべきポイント
FX初心者がSQ前後で特に注意したいポイントは次のとおりです。
・株式市場の値動きが不安定になりやすい
・ドル円やクロス円が急変動することがある
・短時間でスプレッドが広がる場合がある
・テクニカル分析が効きにくくなることがある
こうした局面では、レバレッジを抑え、ポジションサイズを小さくすることが大切です。
FX初心者がSQと上手に向き合うコツ
FX初心者の方は、SQを無理にトレードチャンスとして狙う必要はありません。SQが近づいていることを把握し、相場が荒れやすいタイミングだと認識するだけでも十分です。
経済指標と同じように、相場が動きやすいイベントの一つとしてカレンダーに入れておくと、不要な損失を防ぎやすくなります。
まとめ
SQ(特別清算指数)は、株価指数先物やオプション取引の最終決済価格を決める重要な指数です。直接FXの商品ではありませんが、株式市場の動きや投資家心理を通じて為替相場にも影響を与えることがあります。FX取引を行う際は、SQのスケジュールを意識し、リスク管理を優先した取引を心がけましょう。
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