保険の根本的な仕組みを一言で表すと、それは**「相互扶助(そうごふじょ)」**です。簡単にいえば、「多くの人が少しずつお金を出し合い、困ったときに助け合う仕組み」のことです。 相互扶助の基本的な考え方 私たちは日常生活の中で、病気や事故、災害など、予測できないトラブルに直面する可能性があります。こうした万一の事態が起こったとき、大きな金額が必要になることがありますが、一人でそのお金をすぐに用意するのは難しいものです。 そこで活躍するのが保険です。保険では、多くの契約者があらかじめ一定の保険料を出し合い、そのお金を必要になった人へ支払います。つまり「お互いを支え合う」ことで、もしものときの経済的負担を分散しているのです。 具体例でイメージしてみる 例えば100人が同じ保険に加入し、1人あたり年間1万円の保険料を支払うとします。合計で100万円の資金が集まり、その年に病気や事故で大きな治療費がかかった人がいれば、その資金から保険金が支払われます。こうすることで、一人ひとりの負担は小さくても、必要な人には十分な額を届けることができます。 公平性を守るためのルール「告知義務」 相互扶助は「みんなで助け合う」仕組みですが、公平性を保つためにはルールも必要です。もし健康状態の悪い人が、何の制限もなく同じ条件で加入してしまうと、保険金の支払いが偏ってしまい、制度そのものが成り立たなくなります。…