クレジットカード決済には、多くの専門企業が関わっています。
その中でも、店舗側を支える重要な存在が「アクワイアラー」です。
この記事では、クレジット分野の専門家として、アクワイアラーの役割を誰でも理解できるように解説します。
■ アクワイアラー(Acquirer)の基本
アクワイアラー(Acquirer) とは、加盟店(マーチャント)と契約し、クレジットカード決済を導入・管理する会社のことです。
もっと簡単にいうと、
お店にクレジットカード決済を使えるようにする“加盟店契約会社”
です。
アクワイアラーは以下の業務を担います。
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加盟店との契約
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審査・リスク管理
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加盟店からの売上データの回収
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売上金の立替払い
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不正利用の監視
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決済端末や決済システムの提供
■ イシュアとの違い(よくある混同ポイント)
クレジットカードの仕組みでは、イシュア(Issuer:カード発行会社) と混同されがちです。
| 役割 | アクワイアラー | イシュア |
|---|---|---|
| 契約相手 | 加盟店(お店) | カード会員(利用者) |
| 主な仕事 | 店舗側に決済環境を提供 | カードを発行し利用者を管理 |
| 関係する場面 | 店舗での決済・売上処理 | 申し込み・利用明細・支払い |
つまり、
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アクワイアラー=店舗側のサポート担当
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イシュア=利用者側のサポート担当
という違いがあります。
■ 具体例:アクワイアラーが活躍する場面
● 店舗でカード決済ができる理由
あなたがコンビニでカードを使えるのは、店舗がアクワイアラーと契約しているためです。
売上データはアクワイアラーへ送られ、後日店舗へ入金されます。
● ネットショップの決済導入
ネットショップでも、アクワイアラーが提供する
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不正検知システム
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オンライン決済フォーム
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データ管理画面
などを利用して決済が行われます。
■ アクワイアラーが重要とされる理由
クレジットカードの不正利用が増える中、アクワイアラーは下記の安全対策を通じて利用者を守っています。
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不審データの検知
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高リスク加盟店の審査強化
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チャージバック(不正返金)の処理
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3Dセキュアなどのセキュリティ技術の導入支援
決済の「安全性」を担う非常に重要な存在です。
■ 日本で代表的なアクワイアラー
日本で多くの加盟店を支える主要アクワイアラーは以下の通りです。
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三井住友カード
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JCB
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三菱UFJニコス
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GMOペイメントゲートウェイ
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オリコ
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セゾン(加盟店契約部門)
EC、実店舗どちらでも広く利用されています。
■ まとめ
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アクワイアラーは、加盟店と契約しカード決済を提供する会社
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イシュア(発行会社)とは、店舗を支えるか利用者を支えるかの違い
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店舗の売上処理、不正対策、決済システムの提供など幅広く担当
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クレジットカード決済の円滑さと安全を支える“裏方の主役”
クレジットカードの仕組みを理解するうえで、アクワイアラーは欠かせないキーワードです。
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