インターフェースとは、2つのものをつなぎ、情報のやり取りを仲介する仕組みのことです。
パソコン・スマホ・決済システムなど、あらゆるデジタル技術で欠かせない存在です。
この記事では、専門用語が苦手な人にもわかりやすく、インターフェースの意味や具体例を解説します。
インターフェースとは?基本の意味を解説
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読み方:いんたーふぇーす
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英語:interface(間に立つもの・接点)
インターフェースとは、「2つの仕組みをつなぎ、情報をやり取りできるようにする部分・仕組み」を指します。
もっと噛み砕くと…
「直接は話せない2つのシステムが、スムーズに会話できるようにする“通訳”」
のような存在です。
なぜインターフェースが重要なのか?
現代のテクノロジーは、多くの機器やサービスが連携して動いています。
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スマホアプリとサーバー
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POSレジとクレジット決済端末
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ECサイトと決済代行会社
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パソコンと外部デバイス(キーボード、マウス)
これらが正常に連携して動くのは、すべてインターフェースが情報の受け渡しを調整しているからです。
もしインターフェースがなければ、
「会話が噛み合わない」「データが届かない」などのトラブルだらけになります。
インターフェースの具体例(身近な例で理解)
① ユーザーインターフェース(UI)
スマホの画面、ボタン、アプリ操作画面など
→人が機械を操作するためのインターフェース
例:LINEのトーク画面、iPhoneのホーム画面
② ハードウェアインターフェース
機器をつなぐ物理的な接続
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USB
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HDMI
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Bluetooth
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SDカードスロット
「どの端子を使えばつながるの?」というのは、このインターフェースの話です。
③ ソフトウェアインターフェース(APIなど)
システム同士がデータをやり取りするための取り決め
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API
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SDK
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Webhooks
ECサイトが外部の決済サービスと連携する際、ほぼ必ず利用します。
決済分野におけるインターフェースの役割
決済の現場では、特にインターフェースが重要です。
分かりやすい例として以下のような連携があります:
① POSレジ ↔ 決済端末(PINパッド)のインターフェース
店舗では、レジとカード端末が連動して金額情報をやり取りします。
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レジで商品をスキャン → 金額がカード端末に送信
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お客様がカードをタップ・挿入 → 承認結果がレジに戻る
この情報の往復を支えているのがインターフェースです。
② ECサイト ↔ 決済代行会社のAPI
ネットショップでは、購入手続きの裏側で以下のような通信が行われます。
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注文データ → 決済会社へ送信
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承認結果 → ECサイトへ返却
インターフェースが正しく設計されていないと、注文エラーや“二重決済”の原因にもなります。
③ 金融機関 ↔ 決済システム
銀行振込やデビット決済では、銀行と決済ネットワークをつなぐ専用インターフェースが動作しています。
インターフェースが悪いとどうなる?(よくあるトラブル)
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データが正しく送れない
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金額情報がずれる
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決済の承認が返ってこない
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ネットワーク接続エラーになる
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システム改修時に連携が崩れる
決済システムでは「インターフェースの仕様を読み間違えた」だけで大きな障害につながることがあり、非常に重要な要素です。
まとめ:インターフェースとは“つなぎ”の仕組みであり、テクノロジーの土台
インターフェースは、
**「2つの機器やシステムをつなぎ、情報交換を可能にする仕組み」**です。
特にキャッシュレス決済やオンライン決済の世界では、
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POSレジ
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カード決済端末
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ECサイト
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決済代行会社
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銀行システム
など、複数のシステムが連携するため、インターフェースの設計が非常に重要になります。
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