FXのテクニカル分析でよく耳にする
「ストキャスティクス(Stochastic)」。
「買われすぎ・売られすぎが分かるって聞くけど、どう使えばいいの?」
「FX初心者でも実戦で使えるの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、ストキャスティクスの基本から具体的な取引例、注意点まで、わかりやすく解説します。
ストキャスティクスとは?【FX初心者向け解説】
ストキャスティクスとは、
👉 オシレーター系テクニカル指標の一つで、相場の「勢い」や「過熱感」を判断するための分析手法です。
一定期間の
-
高値
-
安値
-
終値
の関係から、
今の価格が「買われすぎ」なのか「売られすぎ」なのかを数値で示してくれます。
FXだけでなく、株式・先物市場でも広く使われています。
ストキャスティクスの基本構造|%Kと%Dとは?
ストキャスティクスは、2本のラインで構成されます。
① %K(ファスト・ライン)
-
相場の値動きに敏感
-
短期的な価格変動を反映しやすい
② %D(スロー・ライン)
-
%Kを平均化したライン
-
動きは遅いが、こちらの方が重要とされることが多い
👉 実際の売買判断では%Dラインを重視するのが基本です。
数値は 0%〜100% の範囲で推移します。
売られすぎ・買われすぎの判断基準
一般的な目安は以下の通りです。
-
20〜30%以下:売られすぎ
-
70〜80%以上:買われすぎ
ただし、ここで注意が必要です。
⚠ 強いトレンドでは基準を超えることもある
-
強い上昇相場 → 80%以上に張り付く
-
強い下落相場 → 20%以下に張り付く
👉 「数値に入った=すぐ反転」ではない
という点は、FX初心者が特に誤解しやすいポイントです。
ストキャスティクスの売買シグナル(クロス)
ストキャスティクスでは、%Kと%Dのクロスも売買判断に使われます。
▼ 売りシグナル
-
%Kが%Dを
👉 上から下にクロス
▼ 買いシグナル
-
%Kが%Dを
👉 下から上にクロス
ただし、クロスだけでエントリーするのは危険です。
FX取引での具体的な使い方【実例】
例:ドル円(USD/JPY)・レンジ相場
-
相場が横ばい(レンジ)
-
ストキャスティクスが20%以下
-
%Kが%Dを下から上にクロス
このような場面では、
✔ 短期の押し目買い
✔ 利確は早め
といった短期トレード向きの判断材料になります。
ストキャスティクスの弱点と注意点
① トレンド相場に弱い
ストキャスティクス最大の弱点は、
👉 一方向に相場が動くと、上下に張り付いてしまうこと
この状態では、
売買サインがほとんど機能しません。
② サインが多すぎる
-
クロスが頻繁に発生
-
ダマシも多い
👉 単独使用はおすすめできません
他のテクニカル指標と併用しよう
ストキャスティクスは、他のテクニカル分析と組み合わせてこそ本領を発揮します。
相性が良い例:
-
移動平均線(トレンド判断)
-
RSI(過熱感の確認)
-
サポート・レジスタンスライン
✔ トレンドは移動平均
✔ タイミングはストキャスティクス
という使い分けがおすすめです。
まとめ|ストキャスティクスは「補助指標」として使う
最後にポイントを整理します。
✔ ストキャスティクスはオシレーター系指標
✔ 売られすぎ・買われすぎを判断できる
✔ %Dラインを重視する
✔ トレンド相場では機能しにくい
✔ 単独使用は避け、他の指標と併用する
テクニカル分析に万能な指標は存在しません。
ストキャスティクスも「相場判断の一材料」として使うことで、FX取引の精度を高めることができます。
こちらもご覧ください

