ストリーミング注文とは

ストリーミング注文とは|FXで思わぬ約定ズレを防ぐための基本知識と使い分け

FX取引では、同じタイミングで注文を出しても「思っていた価格と違うところで約定した」という経験をすることがあります。
そのような価格のズレを理解するうえで欠かせないのがストリーミング注文という注文方法です。

この記事では、日本のFX(外国為替証拠金取引)分野で5年以上の実務・取引経験を持つ立場から、ストリーミング注文の仕組み、成行注文との違い、実際の取引シーンでの使い分け、そして注意点までを、FX初心者にもわかりやすく解説します。

ストリーミング注文とは何か

ストリーミング注文とは、取引画面にリアルタイムで表示されている為替レートを確認し、その価格を承認して取引を行う注文方法です。

注文画面には常に最新のレートが表示されており、
「この価格で売る」「この価格で買う」
という意思確認を行ったうえで注文を確定します。

ただし、FXの為替レートは秒単位で変動しているため、ボタンを押した瞬間に価格が変わると、表示されていたレートでは約定しない場合がある点が特徴です。

ストリーミング注文と成行注文の違い

FX初心者が混乱しやすいのが、ストリーミング注文と成行注文の違いです。

ストリーミング注文は、
・表示されている価格を確認してから注文する
・価格変動が大きいと約定しないことがある

一方、成行注文は、
・価格を指定せず、その時点で成立する価格で即座に約定する
・多少不利な価格でも、とにかく約定を優先する

という特徴があります。

つまり、
価格を重視するならストリーミング注文
約定の確実性を重視するなら成行注文
という使い分けが基本になります。

FX取引での具体的な利用シーン

例えば、相場が比較的落ち着いている時間帯に、
「このレートなら入りたい」
という明確な価格意識がある場合には、ストリーミング注文が向いています。

一方で、
・経済指標発表直後
・急変動が起きている相場
・ロスカットを避けたい緊急時

こうした場面では、ストリーミング注文だと約定しない可能性があるため、成行注文の方が適しているケースもあります。

スリッページとの関係

ストリーミング注文を理解するうえで重要なのがスリッページです。

スリッページとは、注文時に想定していた価格と、実際に約定した価格との差のことを指します。

一般的に、
・スリッページをできるだけ避けたい場合
→ ストリーミング注文

・多少のスリッページは許容しても確実に約定させたい場合
→ 成行注文

と考えるとわかりやすいでしょう。


ストリーミング注文を使う際の注意点

ストリーミング注文は便利な反面、注意すべき点もあります。

・相場が急変すると注文が通らないことがある
・約定しなかった場合、再度判断が必要になる
・発表系イベント時は不向きなことが多い

また、FX会社によっては、許容できる価格変動幅(スリッページ幅)を設定できる場合もあります。
自分が使っている取引ツールの仕様を事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

ストリーミング注文とは、リアルタイムで表示されている為替レートを確認しながら取引を行う注文方法です。
価格を重視したい場面では有効ですが、相場が荒れていると約定しにくいという特徴もあります。

FXでは、
「どの注文方法が正解か」ではなく、
「今の相場状況にどの注文方法が合っているか」
を判断することが重要です。

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