生命保険に加入する際、「あなたの保険年齢は〇歳です」と案内されることがあります。
「え?自分の年齢と違うけど…」と疑問に思った経験はありませんか?
この記事では、保険年齢の意味・計算方法・満年齢との違い を、初心者にもわかりやすく解説します。
保険年齢とは?
保険年齢(ほけんねんれい) とは、生命保険の保険料を算出するために使われる年齢の数え方です。
通常の誕生日から数える「満年齢」とは異なり、保険年齢は次のルールで計算されます。
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誕生日を過ぎてから 6カ月以下 → 切り捨て(前年齢のまま)
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誕生日を過ぎてから 6カ月超 → 切り上げ(1歳加算)
つまり、誕生日から半年を境に年齢を切り上げるか切り捨てるか で決まります。
保険年齢の計算例
具体的に見てみましょう。
例:1990年4月1日生まれの人の場合
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契約日:2025年6月30日
→ 誕生日(4月1日)から約3カ月後 → 6カ月以内
→ 保険年齢は 35歳(切り捨て) -
契約日:2025年11月1日
→ 誕生日(4月1日)から約7カ月後 → 6カ月超
→ 保険年齢は 36歳(切り上げ)
このように、誕生日からの経過月数で「保険年齢」が変わるのです。
保険年齢と満年齢の違い
項目 | 満年齢 | 保険年齢 |
---|---|---|
計算方法 | 誕生日を迎えた日で年齢加算 | 誕生日から半年を境に切り捨て or 切り上げ |
使われる場面 | 公式な年齢、日常生活 | 生命保険の保険料計算 |
例 | 35歳11カ月 → 満年齢は35歳 | 35歳11カ月 → 保険年齢は36歳 |
この違いによって、実際の年齢よりも「1歳上」とみなされ、保険料が高くなるケースもあります。
保険年齢を意識すべき理由
生命保険の保険料は年齢が上がるほど高くなる仕組みです。
そのため、保険年齢によっては 数カ月違うだけで保険料が変わる ことがあります。
例:35歳と36歳での違い
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35歳で契約:月額保険料 8,000円
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36歳で契約:月額保険料 8,500円
わずか半年の違いで、毎月500円、10年契約では 6万円の差 が出ることも。
保険年齢を確認する方法
「自分の保険年齢は何歳?」と思ったときは、以下で確認できます。
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保険会社のホームページ(保険年齢早見表を公開している場合あり)
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保険会社の担当者や保険ショップに問い合わせ
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見積もりシミュレーションで自動計算
契約を検討している方は、満年齢ではなく 保険年齢で計算されること を知っておくことが大切です。
まとめ
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保険年齢とは、生命保険の保険料を決めるための特別な年齢の数え方
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誕生日から6カ月以内は「切り捨て」、6カ月超は「切り上げ」
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満年齢より1歳上とみなされ、保険料が変わることもある
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契約前に必ず「自分の保険年齢」を確認することが重要
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