保険料相当額とは

保険料相当額とは?第1回保険料との違いや仕組みをわかりやすく解説

生命保険や医療保険に加入するときに耳にすることがある「保険料相当額(ほけんりょうそうとうがく)」。
専門的な用語ですが、実は契約者にとってとても身近なお金のことを指しています。

この記事では、保険料相当額の意味・第1回保険料との関係・保険料の内訳について、初心者にもわかりやすく解説します。

保険料相当額とは?

保険料相当額とは、生命保険などに加入する際、契約申込時に最初に支払うお金のことです。

  • 契約が成立した場合 → 第1回保険料として充当される

  • 契約が不成立の場合 → 返金されるケースもある

例えば、生命保険に加入するために申込手続きを行い、その場で1万円を支払ったとします。このお金が保険料相当額であり、契約が成立すればそのまま「初回の保険料」として扱われます。

一時払いの場合はどうなる?

契約方法によっては、保険料をまとめて一時払いすることも可能です。
この場合の保険料相当額は、一時払保険料として充てられます。

保険料相当額と保険料の仕組み

保険料は大きく分けて次の2つから構成されています。

  1. 純保険料(じゅんほけんりょう)
    → 将来の保険金や給付金の支払いに充てられる部分。
    例:死亡保険金や入院給付金に備えるための原資。

  2. 付加保険料(ふかほけんりょう)
    → 保険会社が事業を運営するための費用。
    例:営業活動費、事務手続き費用、システム維持費など。

これらは「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費率」という3つの基礎率(予定率)をもとに計算されています。

具体的なイメージ:申込から契約成立まで

例を挙げるとわかりやすいでしょう。

  1. Aさんが生命保険に加入するために申込書を提出し、その場で保険料相当額 15,000円を支払う。

  2. 保険会社が審査を行い、契約が成立する。

  3. 支払った15,000円は、そのまま第1回の保険料に充当される。

もし契約が成立しなければ、支払ったお金は返金されるのが一般的です。

まとめ

  • 保険料相当額とは、契約申込時に支払う「最初のお金」。

  • 契約が成立すれば、第1回保険料として扱われる。

  • 一時払い契約の場合は一時払保険料になる。

  • 保険料は「純保険料」と「付加保険料」で構成されており、基礎率(予定死亡率・予定利率・予定事業費率)をもとに算出されている。

保険加入時に支払うこの「保険料相当額」は、単なる手付金ではなく、契約に直結する大切なお金です。
安心して契約を進めるためにも、契約成立時の扱いや返金ルールを事前に確認しておくことが大切です。

さらに参照してください:

保険料即収の原則とは?保険契約での基本ルールをわかりやすく解説