単独事故とは

単独事故とは?自損事故との違いや補償内容をわかりやすく解説

**単独事故(たんどくじこ)**とは、事故の相手が存在せず、発生原因や過失がすべて自分にある事故のことを指します。
身近な例としては、以下のようなケースがあります。

  • 自分の運転ミスで電柱やガードレールに衝突

  • カーブでハンドル操作を誤り、崖下に転落

  • 運転中にスリップして壁に衝突

このように、事故の相手がいない場合や、自分だけに責任がある場合が「単独事故」です。
自動車保険や交通事故の説明では、「自損事故」とほぼ同義で使われることが多いです。

単独事故と自損事故の違い

一般的には、両者はほぼ同じ意味で使われますが、ニュアンスには違いがあります。

用語 意味
単独事故 相手がいない事故全般を指す。過失はすべて自分側。
自損事故 単独事故の中でも、自分の運転ミスによる事故を強調する言い方。

独事故の典型的な事例

  1. 雨の日にスリップしてガードレールに衝突
    路面の滑りやすさとスピード超過が原因。

  2. 居眠り運転で道路脇の標識に衝突
    運転者の過失によるもの。

  3. 雪道でタイヤが滑り、用水路に転落
    路面状況と運転操作ミスが重なったケース。

 

単独事故で使える保険

単独事故の場合、相手方がいないため対人賠償保険や対物賠償保険は原則使えません
このようなケースで役立つのが自損事故保険です。

自損事故保険とは

  • 相手のいない単独事故や、100%自分の過失による事故で運転者や同乗者が死亡・負傷した場合に補償する保険。

  • 対人賠償保険に付帯されることが多い。

  • 保険金の支払いには上限額や条件があります。

💡 注意:車両の修理代は、自損事故保険ではなく**車両保険(一般条件)**で補償されます。

まとめ

  • 単独事故=相手がいない事故で、過失がすべて自分にあるケース。

  • 自損事故とほぼ同じ意味で使われるが、ニュアンスにわずかな差がある。

  • 対応できる保険は自損事故保険車両保険。加入時に補償内容を確認することが重要。

さらに参照してください:

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