生命保険に加入するとき、同じ保障内容でも「保険料の支払い方」にいくつかの方式があります。その中でも代表的なのが**平準払方式(平準払込方式)**です。
この記事では、平準払方式の意味やメリット・デメリット、そして関連する「ステップ払込方式」との違いを初心者の方にもわかりやすく解説します。
平準払方式(平準払込方式)とは?
**平準払方式(へいじゅんばらいほうしき/へいじゅんはらいこみほうしき)**とは、保険料を払込期間中ずっと同じ額で支払う方式のことをいいます。
たとえば:
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30歳で終身保険に加入し、60歳までの30年間支払う契約を結んだ場合
→ 毎月の保険料は、加入から払込終了までずっと一定額です。
収入に合わせて計画的に保険料を支払いやすいため、現在の日本の生命保険ではもっとも一般的な支払い方法といえます。
平準払方式のメリットとデメリット
メリット
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保険料が一定なので、家計の見通しが立てやすい
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年齢が上がっても保険料が変わらないため、将来の負担増加がない
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長期的に見れば、支払総額が抑えられるケースが多い
デメリット
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若い時期は収入に対して保険料がやや重く感じられる場合がある
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加入直後は「支払う額に比べて保障が少ない」と感じることもある
ステップ払込方式との違い
平準払方式と比較されるのが、ステップ払込方式です。
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ステップ払込方式とは?
一定期間(例:10年や15年)は保険料を安く設定し、その後は高くする支払い方。
たとえば「定期付終身保険」で使われることが多く、若い時期は保険料を抑えつつ保障を厚くし、将来的に保険料が上がる仕組みです。
👉 ポイントは、総支払額はステップ払込方式の方が高くなることが多いという点。
そのため、長く加入することを前提にするなら、平準払方式の方が結果的に有利になることがあります。
どちらの支払い方式を選ぶべき?
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平準払方式:長期的に無理なく保険料を払い続けたい人向け
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ステップ払込方式:加入当初に保険料を抑えたい、若い世帯や子育て期向け
どちらが良いかは「ライフステージ」「収入」「保険を続ける期間」によって異なります。
まとめ
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平準払方式とは、払込期間中の保険料がずっと一定の方式
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家計の見通しが立てやすく、長期的にみると支払総額が抑えられることが多い
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ステップ払込方式は最初の保険料が安い代わりに、後から上がり、総額が高くなりがち
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ライフプランに応じて、どちらの方式が自分に合うかを選ぶことが大切
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