政府放出株は、ニュースや経済番組で定期的に話題になる重要な投資テーマのひとつです。
株式投資の話題と思われがちですが、実は為替市場や円相場にも影響を与えることがあります。
この記事では、FX初心者にもわかるように、政府放出株の基本から具体例、注意点まで丁寧に解説します。
政府放出株(せいふほうしゅつかぶ)とは
政府放出株とは、日本政府が保有している株式を、民営化や財政政策の一環として株式市場で売り出すことを指します。
国が大株主となっている企業の株式を、市場を通じて段階的に一般投資家へ放出するのが特徴です。
多くの場合、個人投資家も参加できるため、
「国が関与する=安心感がある」
と考える人も多く、注目度が高くなりやすい投資イベントです。
過去に話題となった主な政府放出株の事例
日本では、これまでに複数の大型政府放出株が実施され、市場に大きな影響を与えてきました。
① NTT(1987年)
日本電信電話公社が民営化され、NTT(日本電信電話)として上場。
1987年当時は株式投資ブームの象徴となり、社会現象レベルの人気を集めました。
この政府放出株をきっかけに、
「株式投資=一般人でも参加できる」
という認識が一気に広がったと言われています。
② 郵政3社(2015年)
2015年には、以下の郵政3社が同時に上場し、大きな注目を浴びました。
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日本郵政
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かんぽ生命保険
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ゆうちょ銀行
政府が段階的に株式を放出する形が採られ、長期的な政府放出株の代表例とされています。
③ JR九州(2016年)
国鉄民営化の流れの中で、最後に上場したのがJR九州です。
地方路線を多く抱える企業でありながら、安定した配当が期待され、個人投資家から高い評価を受けました。
政府放出株はどのように購入するのか
政府放出株は、通常の株式と同じく証券会社を通じて購入しますが、初期の売り出しでは以下の方法が一般的です。
ブックビルディング方式とは
政府放出株の多くは、ブックビルディング方式によって価格が決定されます。
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証券会社が想定価格帯を提示
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投資家が希望価格・数量を申し込む
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需要をもとに公募価格が決定
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抽選で購入者が決まる
人気が高い場合は、抽選に当たらないと購入できない点も特徴です。
FX投資家が政府放出株を知っておくべき理由
「FXをやっているのに、なぜ政府放出株?」
そう感じる方も多いかもしれません。
しかし、政府放出株は為替市場とも密接に関係しています。
円相場への影響
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大型政府放出株が実施される
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海外投資家の資金が日本株へ流入
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円買いが発生し、円高要因になることがある
特に海外マネーが注目する案件では、短期的に円相場が動くケースもあり、FXトレーダーは無視できません。
政府放出株のメリットと注意点
メリット
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国が関与しており、企業の信頼性が高い
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大型案件が多く、情報量が豊富
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長期投資向きの銘柄が多い
注意点・リスク
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「政府=安全」と過信しない
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上場直後は価格変動が大きくなることもある
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必ずしも株価が上がるとは限らない
FXと同様、リスク管理と冷静な判断が重要です。
まとめ|政府放出株はFX投資家にも重要な経済イベント
政府放出株は、単なる株式投資の話題ではなく、
日本経済・株式市場・為替市場が交差する重要なイベントです。
FX初心者・中級者であっても、
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円相場の動き
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海外投資家の資金フロー
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政府の経済政策
を理解するために、政府放出株の知識は大きな武器になります。
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