FXのテクニカル分析といえば、ローソク足・移動平均線・MACDなど、
「時間軸」を前提にした分析手法を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、相場の本質である
👉 「高値と安値の更新」だけに注目する分析方法
があるのをご存じでしょうか。
それが今回解説する 新値足(しんねあし) です。
この記事では、新値足の基本的な考え方から、
FX取引での使い方・注意点までを、初心者にもわかりやすく解説します。
新値足とは?FXでも使える特殊なテクニカル分析
新値足とは、テクニカル分析の一種ですが、
一般的なチャートと大きく異なる特徴があります。
それは、
時間の概念を完全に排除している
という点です。
通常のローソク足は「1分」「5分」「1時間」など、
一定の時間ごとに足が確定します。
一方、新値足は、
-
高値を更新したら「陽線」
-
安値を更新したら「陰線」
というように、価格が動いたときだけ記入されます。
新値足の基本的な見方|売買判断はシンプル
新値足の基本ルールはとてもシンプルです。
-
陽線に転換 → 買いサイン
-
陰線に転換 → 売りサイン
余計なノイズを省き、
👉 トレンドの方向性だけを捉える
ことに特化した分析方法と言えます。
新値3本足とは?最もよく使われる新値足
新値足の中で、最も一般的に使われているのが
新値3本足です。
ほかにも、
-
新値5本足
-
新値10本足
などがありますが、書き方のルールはすべて同じです。
数字が大きくなるほど、
-
ダマシが減る
-
エントリーは遅くなる
という特徴があります。
新値3本足の書き方を具体例で解説
【新値3本足の基本ルール】
-
終値が高値を更新 → 陽線を記入
-
終値が安値を更新 → 陰線を記入
-
転換時は「過去3本」を基準に判断
【具体例】
| 日 | 終値 | 判定 |
|---|---|---|
| 1日目 | 100円 | ― |
| 2日目 | 105円 | 高値更新 → 陽線 |
| 3日目 | 110円 | 高値更新 → 陽線 |
| 4日目 | 120円 | 高値更新 → 陽線 |
| 5日目 | 125円 | 高値更新 → 陽線 |
| 6日目 | 130円 | 高値更新 → 陽線 |
| 7日目 | 125円 | 下落(記入なし) |
| 8日目 | 105円 | 過去3本の陽線を下抜け → 陰線 |
| 9日目 | 100円 | 安値更新 → 陰線 |
このように、一定の下落では反転と判断しないため、
トレンドをしっかり追いかけることができます。
FX取引で新値足を使うメリット
① トレンドが一目でわかる
新値足は、時間を無視しているため、
-
レンジ相場のノイズ
-
小さな戻し・押し
が自然と排除されます。
結果として、
👉 今は上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか
が非常に判断しやすくなります。
② トレンドフォローと相性が良い
FXでは、
-
順張り(トレンドフォロー)
-
損小利大を狙う戦略
が王道とされています。
新値足は、
-
陽線が続く限り「買い目線」
-
陰線が続く限り「売り目線」
と、迷いが少ないのが特徴です。
FXでの具体的な活用シーン
ケース:ドル円(USD/JPY)の上昇トレンド
-
新値3本足が陽線のみで推移
-
押し目で陰線が出ない
このような状況では、
-
押し目買いを継続
-
逆張りは控える
という判断がしやすくなります。
エントリー自体は、
-
移動平均線
-
サポート・レジスタンス
と組み合わせると、精度が高まります。
新値足の注意点|万能ではない
便利な新値足ですが、弱点もあります。
-
レンジ相場では売買回数が減る
-
エントリーが遅れやすい
-
利確・損切りは別の指標が必要
特にFXでは、
👉 新値足だけで完結させないこと
が重要です。
あくまで、
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トレンド判断用
-
環境認識用
として使うのが現実的です。
まとめ|新値足は「相場の流れ」を掴むための武器
新値足は、
-
時間に縛られない
-
高値・安値の更新だけを見る
-
トレンドに集中できる
という特徴を持つ、非常に実践的なテクニカル分析です。
FX初心者の方でも、
-
「今は買い目線か、売り目線か」
-
「逆張りすべき相場かどうか」
を判断する助けになります。
ローソク足やインジケーターに迷ったときこそ、
シンプルな新値足を取り入れて、相場の本質を見直してみる
のも一つの方法です。
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