FX取引では、どのタイミングで利益を確定するかが結果を大きく左右します。
その考え方の一つが益出しです。
この記事では、益出しの意味や基本的な考え方を押さえつつ、FX取引にどう応用できるのかを初心者にもわかりやすく解説します。
益出し(えきだし)とは
益出しとは、購入した価格(簿価)よりも時価が上昇しているタイミングで売却し、利益を確定することを指します。もともとは株式や不動産などの分野でよく使われる言葉です。
企業が決算前に、含み益のある有価証券や不動産を売却して利益を確保する場面などで使われることが多く、確定利益を作るための行動として知られています。
FXにおける益出しの考え方
FXでは、益出しは利益確定や利確とほぼ同じ意味で使われます。ポジションを保有したままの含み益は、相場が反転すれば簡単に失われる可能性があります。そのため、どこかのタイミングで益出しを行い、利益を確定させることが重要です。
たとえば、米ドル円を150.00円で買い、151.00円まで上昇した時点で決済すれば、その1円分が益出しとなります。
なぜ益出しが重要なのか
FX初心者がよく陥りやすい失敗の一つが、含み益を伸ばそうとしすぎて、結果的に利益を失ってしまうことです。益出しを意識することで、次のようなメリットがあります。
・利益を確実に手元に残せる
・資金を次の取引に回せる
・感情的な取引を減らせる
特に、レバレッジをかけたFX取引では、利益確定の判断が資金管理に直結します。
実際のFX取引での益出しの例
具体的な取引シーンを考えてみましょう。
米ドル円が上昇トレンドにあり、149.50円で買いエントリーしたとします。事前に151.00円付近に上値抵抗線があると想定していた場合、その手前の150.80円や150.90円で益出しを行うのは、リスクを抑えた判断です。
欲張ってさらに上を狙った結果、急落してしまえば、せっかくの含み益が消えてしまう可能性があります。
益出しと損切りのバランス
FXでは、益出しと損切りは必ずセットで考える必要があります。利益を小さく、損失を大きくしてしまうと、長期的に勝ち続けることは難しくなります。
一般的には、リスクリワードを意識し、損切り幅よりも益出し幅を大きく設定することが重要です。事前に利確目標を決めておくことで、迷いの少ない取引ができます。
益出し時のレバレッジと証拠金管理
益出しによって口座資金が増えると、証拠金維持率にも余裕が生まれます。これは、ロスカットのリスクを下げるうえでも大きなメリットです。
ただし、利益が出たからといって急に取引量やレバレッジを上げすぎるのは危険です。益出し後も、これまでと同じルールで取引を続けることが大切です。
FX初心者が益出しで注意すべきポイント
益出しを意識する際は、次の点に注意しましょう。
・含み益は確定しない限り利益ではない
・相場の急変で一気に利益が減ることがある
・スプレッドも考慮して利確水準を決める
・感情ではなくルールで益出しを行う
特に、経済指標発表前後は値動きが荒くなりやすいため、益出しのタイミングには注意が必要です。
まとめ
益出しとは、価格が上昇しているうちに売却して利益を確定する行為です。FXでは、利益を伸ばすことと同じくらい、適切なタイミングで益出しを行うことが重要になります。FX初心者の方は、益出しを取引ルールの一部として明確にし、安定したトレードを目指しましょう。
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