「保険に申し込んだのに“謝絶”された」
このような言葉を聞いて戸惑った方も多いのではないでしょうか。
**謝絶(しゃぜつ)**とは、生命保険や医療保険などの契約を申し込んだ際に、保険会社が契約を承諾しない(加入を断る)判断を下すことを意味します。
この記事では、謝絶の意味や原因、そして謝絶となった場合の選択肢についてわかりやすく解説します。
✅ 謝絶とは?意味と基本的な考え方
「謝絶」とは、生命保険会社などが保険の申し込み内容を審査した結果、リスクが高いと判断し、契約を受け付けないことを指します。
具体的には、次のような情報をもとに判断されます:
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健康状態(持病や通院歴など)
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病歴(がん、心疾患、糖尿病など)
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職業(危険度の高い業種など)
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年齢(高齢によるリスク上昇)
📌 例:こんなケースで「謝絶」になる可能性
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過去5年以内にがんの治療歴がある
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現在、糖尿病で通院中
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危険度の高い仕事(例:高所作業や火気作業)に従事している
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最近、大きな手術を受けたばかり
これらのケースでは、保険会社のリスク判断により「契約できません」となる場合があります。
🤔 謝絶されたらどうすればいい?
「もう保険に入れないの?」と心配になる方も多いですが、謝絶=完全に保険に入れないというわけではありません。
▶ 引受基準緩和型保険を検討
「引受基準緩和型保険」とは、通常よりも加入のハードルを下げた保険です。
例えば、
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「過去1年以内に入院・手術をしていない」
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「最近がんと診断されていない」
など、条件を一部に限定することで加入しやすくした商品です。
その代わり、保険料が割高になる、保障内容が限定的になるといった点には注意が必要です。
▶ 無選択型保険を検討
「無選択型保険」は、健康状態の告知が一切不要なタイプです。
持病がある人や高齢者でも加入しやすいのが特徴ですが、以下のような制限があります:
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契約から一定期間(例:2年)は、死亡保障が一部に制限される
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通常の保険より保険料がさらに高くなる
それでも、「いざという時の備えがゼロでは困る」という方には、有力な選択肢となります。
💡 謝絶にならないために気をつけたいこと
① 告知内容は正直に、正確に記載する
虚偽や記載漏れがあると、契約後に「告知義務違反」として保険金が支払われないリスクがあります。
② 医師に相談し、病状をコントロールする
高血圧や糖尿病などは、きちんと治療し数値を安定させることで、将来的に加入可能となるケースもあります。
③ 保険代理店や専門家に相談する
複数の保険商品を比較検討できる代理店なら、謝絶の可能性が低い商品を提案してもらえることがあります。
📝 まとめ:謝絶は「終わり」ではない
項目 | 内容 |
---|---|
謝絶とは | 保険会社がリスクを判断して契約を断ること |
主な理由 | 健康状態、病歴、職業、年齢など |
対処法 | 引受基準緩和型・無選択型保険の検討 |
注意点 | 告知義務の遵守と健康状態の管理が大切 |
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